在留資格変更許可申請書の書き方
1枚目 申請人等作成用1
右上の証明書写真には縦が4cm、横が3cmで3カ月以内に撮影したものを貼ります。裏面には、外国人の名前を記入します。
以前の在留カードと同じ写真や、パスポートと同じ写真では、入管窓口で撮り直しを指示されます。
1 国籍・地域
申請人(外国人)の国籍・地域を記入します。例:中国、フィリピン。地域は日本が国として認めていない所です。台湾の場合は台湾、香港の場合は中国(香港)と記入します。
2 生年月日
西暦で記入します。昭和、平成などの和暦は記入しないでください。
3 氏名
パスポートに記載されている名前の通りに記入してください。中国人や韓国人のように漢字の名前がある場合は、漢字とアルファベットを併記します。アルファベットしかない名前の場合はアルファベットだけで大丈夫です。
例:王 浩然 Wang Hao ran
4 性別
どちらかの性別に〇をつけます。
5 出生地
申請人(外国人)の生まれた国(地域)と都市名を記入します。
例:中国上海市、韓国ソウル市
6 配偶者の有無
どちらかに〇をつけます。
7 職業
申請人(外国人)の職業を記入します。
例:会社員、自営業、無職、学生
8 本国における居住地
申請人(外国人)の本国の住所を記入します。
例:中国広東省仏山市禅城区石湾○○○
9 住居地
基本的には日本人と同居する住所を記入します。(住民票通りに記載してください。)
電話番号は固定電話がある場合は記入します。ない場合はなしと記入します。無くても空欄ではなくなしと記入します。
10 旅券
(1)にはパスポート番号、(2)にはパスポートの有効期限を記入します。パスポートを申請中の場合は、申請中と記入します。
11 現に有する在留資格
現在持っている在留資格の種類を書きます。在留カードの表面に記載があります。
例:技術・人文知識・国際業務、技能、留学など
12 在留カード番号
在留カードの番号を記載します。在留カードの表面に記載があります。
13 希望する在留資格
日本人と結婚をするので日本人の配偶者等と記入します。
「在留期間」の欄には希望する在留期間を記入します。1番長い5年と記入しても構いませんが、希望の期間になるわけではありません。入管の審査によって決まります。
14 変更の理由
基本的に別紙に記入するので日本人○○と結婚したためで大丈夫です。
15 犯罪を理由とする処分を受けたことの有無
処分を受けたことなので、懲役や罰金などが該当します。万引きなどで逮捕されても処分(罰金など)が科されていなければ記入は不要です。有る場合は具体的内容を記入します。
16 在日親族(父・母・配偶者・子・兄弟姉妹など)および同居者
申請人(外国人)の親族(兄弟や子など)が既に日本にいる場合は記入します。いる場合、在留カード番号や、勤務先の社名や、通学先の学校名などを記入します。
日本人配偶者のことはもちろん記入しますが、同居者がいる場合は記入します。日本人の配偶者の両親と同居する場合などは、両親の情報を記入することになります。日本人は在留カードをもっていないので空欄にするのではなく、該当なしと記入します。
2枚目 申請人等作成用2
17 身分又は地位
日本人の配偶者にチェックをいれます。
18 婚姻、出生又は縁組の届出先及び届出年月日
いつ、どこで婚姻届を出しましたか?ということです。
(1)は、日本での届出先です。通常は市区町村役場に婚姻届を提出したはずです。
例:新宿区役所、港区役所、甲府市役所
いつ届出たのか忘れてしまった場合は、戸籍謄本を見れば年月日が書いてあるはずです。
(2)は、外国人配偶者の母国での届出先と年月日を記入します。
例:中国広東民政局、中国上海民政局
19 申請人の勤務先等
申請人(外国人)が既に日本で就職している場合に記入します。就職している場合は会社名、所在地、電話番号、年収額を記入します。
20 滞在費支弁方法
日本での生活費はだれが、いくら出しますか?ということです。通常、日本人配偶者が身元保証人となるので、(1)では身元保証人にチェックをいれ、金額は身元保証人の収入額に合わせて毎月の支弁額をご記入ください。例:約18万円、約25万円
外国人が日本で就職して働いている場合は、本人負担にもチェックをいれて、収入額に合わせて毎月の支弁額をご記入ください。
(1)以外で(2)と(3)に該当する場合はチェックをいれてください。特になにもなければ(2)と(3)は空欄で構いません。
3枚目 申請人等作成用 3
21 扶養者
申請人(外国人)が結婚してから日本人側から扶養を受ける場合に記入します。日本人配偶者の氏名、生年月日、国籍を記入します。
外国人が日本で仕事をしていて扶養を受ける必要がない場合はなしと記入します。
扶養者が日本人の場合(4)、(5)、(6)、(7)は空欄で大丈夫です。
(8)申請人との関係では夫か妻にチェックを入れます。日本人配偶者が無職で扶養できない場合は、父、母など別の人をお選びください。
(9)~(11)には、扶養者の勤務先の情報を記入します。
22 在日身元保証人又は連絡先
身元保証人の情報を記入します。日本人配偶者が通常、身元保証人となります。21と同じ人が身元保証人になることが多いです。21と内容が被っても空欄にはせずに全部記入してください。
23 代理人(法定代理人による申請の場合に記入)
この欄は基本的に空欄です。結婚による在留資格変更許可申請では外国人に法定代理人がいるということは考えにくいからです。
最後に外国人の自筆で署名と署名した年月日を記入します。
※最後の取次者とは、行政書士などに依頼した場合、行政書士側が記入する欄です。