再婚禁止期間とは
日本には離婚をした場合、女性は再婚禁止期間というものがあります。
生まれてくる子供がどちらの子供かを判断するために再婚禁止期間が設けられています。
再婚禁止期間は100日
現在の民法で定められている再婚禁止期間は、「前婚の解消(離婚)または取消しの日から起算して100日」です。
なんで再婚禁止期間は100日なの?
民法772条には嫡出推定の規定があります。
☆結婚から200日を経過した後に生まれた子
☆離婚から300日以内に生まれた子
は、その婚姻中の夫の子と推定する。
もし、離婚した女性がすぐに再婚したら、100日重複してしまいます。
100日の間に生まれた子は、どっちの子かわからなくなります。
どちらの子かわからなくなるのを回避するために「再婚禁止期間100日」というものを設けました。
再婚禁止期間を100日にすると…
どちらの子かわかります。
以上のことから女性には「再婚禁止期間」があるのです。
例外
100日間待たなくても再婚できる場合があります。
女性が前婚の解消・取消しの時に懐胎していなかった場合
女性が前婚の解消・取消しの後に出産した場合
(民法733条2項)